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油圧フィルタ技術を応用「ヤマシン・フィルタマスク」発売開始

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建機用油圧フィルタでグローバルトップクラス、国内シェア70%を誇る、ヤマシンフィルタ株式会社(代表取締役社長 山崎敦彦氏)は、独自量産化技術を用いた合成高分子系ナノファイバー「YAMASHIN NANO FILTER™」による国産マスクおよびマスクシートを、専用オンラインショップで販売を開始している。

(2020.5.18リリース)

昨今、新型コロナウィルスの影響で世界的にマスクが不足する中、微粒子の捕集において十分とは言えない性能レベルのマスクもあり、さらにそれらを適切でない方法で使用することでマスクとしての効果を発揮できていない例も見られる。

同社が発売するマスクおよびマスクシートは、世界初である独自のナノファイバー量産技術による【超高捕集効率】と【性能持続性】が特長、一般向けでも医療従事者にも安心できる製品として開発した。

グローバルに展開する総合フィルタメーカーとして60年以上にわたって培ってきたフィルタ開発のノウハウを活かし、人々の健康被害、深刻なマスク不足への影響を少しでも軽減すべく、社会貢献を目指していく。

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◆商品概要

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◆「YAMASHIN NANO FILTER™」を使ったマスク及びマスクシートの特長
【特長① 3次元構造の超極細繊維で高い捕集性能を実現】

一般的なマスクフィルタに使用される化学繊維の繊維径は約3μmの平面(2次元)形状であるのに対し、「YAMASHIN NANO FILTER™」は0.2~0.8μmのナノサイズの繊維径が綿状の立体構造となっている。そのナノ綿には繊維が立体的に絡み合った結果、数億の超微細な空隙ができており、ウイルス等の異物は効率的にその空隙に捕集され、同時に空気もスムーズに通すことができる。

【特長② ⾧時間使用しても性能低下がわずか!】

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自社評価結果による(測定条件:粒子 0.3μm)※静電気でのゴミの捕集は、呼気中の水蒸気や時間の経過で性能が徐々に落ちていく

■上記は新品のマスクの捕集性能が、24時間の装着によりどのくらい低下するかを示したグラフだ。
一般的なマスクが「静電気の帯電」によってウイルス等の捕集を行っている一方、同社のマスクフィルタは主にナノレベルの空隙で捕集するため長時間使用しても捕集性能の低下がほとんどない。一般的使い捨て不織布マスクでは24時間使用で当初性能の約35%に低下、高性能マスクも約78%まで低下する中、同社のマスク用フィルタを使用したマスクは、約90%の性能をキープ。

【特長③ 押し洗い・アルコール除菌で繰り返し使用可能】

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一般的なマスクの多くは、水洗いやアルコール除菌によって帯電している静電気が除去されてしまい、捕集性能は大幅に低下する。一方、同社のマスク及びマスクフィルタは押し洗いを5回行っても捕集性能の低下がほとんどないことを社内試験により立証。

【特長④ 日本製で安定供給を確保!】

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日本で供給されているマスクの80%は海外で生産されているのが現状だが、同社のマスク用フィルタは佐賀県の自社工場のクリーンルーム内で製造をしている。海外の情勢に左右されない、安定した供給が可能。高いろ過精度を要求される建設械用フィルタメーカーが培ってきたノウハウで、厚みが均一なシートの製造が可能。※ 出典:(一社)日本衛生材料工業連合会(引用許可番号210)

◆「ヤマシン・フィルタマスク」は医療現場で使われる「N95マスク」と同等性能
「サージカルマスク」や「布マスク」などとの比較動画も公開中

同社では「ヤマシン・フィルタマスク」「N95マスク」「一般的使い捨て不織布マスク」「布マスク」の4種を対象に独自の比較実験を行い、その様子を動画として自社サイトにて公開している。
粉塵発生器を使用して細菌と同等サイズである直径1μmの煙を発生させ、それを風速2.6m/sで各マスクを通過させる実験を行った結果、「一般的使い捨て不織布マスク」「布マスク」では容易に粉塵を通過させてしまうことが判明。一方で「ヤマシン・フィルタマスク」は、医療現場の需要も高まる「N95マスク」と同等の捕集性能を有しているという結果となった。
なお、捕集性能の低い「一般的使い捨て不織布マスク」や「布マスク」も、「ヤマシン・フィルタシート」と併用することで「ヤマシン・フィルタマスク」に匹敵する性能を発揮できる。

動画公開URL:https://youtu.be/-7eEaGAJt-U

◆「ヤマシン・フィルタマスク」500枚及び「ヤマシン・フィルタシート」
約3000枚分を東京慈恵会医科大学附属病院、及び東邦大学病院へ寄付

一般発売に先駆けて「ヤマシン・フィルタマスク」500枚及び「ヤマシン・フィルタシート」約3000枚分を東京慈恵会医科大学附属病院(東京都港区)及び東邦大学病院(東京都大田区)に寄付。
マスク不足は人々の命を守る医療現場でもいまだ深刻な課題となっており、全国の医療機関等と連携しながら、今後も最善の供給体制を整えていく。









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