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「陸上・水中レーザードローン」現場実装へ迅速かつ効率的に川の中の地形が見えるように

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 ドローンに搭載可能なグリーンレーザースキャナの実用化研究に成功

河 川 管 理 の高 度 化 ・高 精 度 化 と災 害 時 の迅 速 な対 応 に活 用 株式会社パスコ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:島村 秀樹、以下:パスコ)と株 式会社アミューズワンセルフ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:佐野 ひかる 以下: アミューズワンセルフ)は、国土交通省水管理・国土保全局河川環境課河川保全企画室が実 施した「革新的河川管理プロジェクト」の「陸上・水中レーザードローン」の開発チームと して陸上および水中を面的に計測するグリーンレーザースキャナ(※)の研究開発を 2017 年 4 月から共同で進め、今回の実用化研究に成功した。

なお、国土交通省では、2 月 1 日の報道発表にて、従来の測量や点検等の結果に加え、本 研究成果のグリーンレーザースキャナで取得する三次元データを活用することで、維持管理 の高度化・高精度化が図れるとしている。また、小型軽量で可搬性に優れており、被災地 域への応援などでも効果が発揮できるとし、順次、各地方整備局等において実装を進めてい くと、発表された。

○ 従来の測量や点検等の結果に加え、レーザー計測などによる三次元データの活用により河川における土砂堆積状況の変化を面的・定量的に把握するなど、維持管理の高度化・高精度化が求められている。
○ 三次元データによる計測にあたっては、これまで航空機に搭載したグリーンレーザーによるレーザー測量システムにより計測していたが、今回の開発では、大幅な小型化・軽量化により、ドローンへの搭載が可能となった。
○ これにより、洪水による被災箇所など限定的な範囲を迅速かつ効率的に、三次元データによる計測が可能となり、維持管理の高度化・高精度化が図らる。また、持ち運びが容易となり、被災地域への応援などでも効果を発揮する。
(※)グリーンレーザースキャナ:陸上と水底の反射波の識別が可能なレーザー計測機器

https://amuse-oneself.com/data/development_report.pdf









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