※位置検知エリアが50m四方、 直径10cm・高さ10cmのLED灯からの信号を90度の画角レンズを備えたHD解像度のカメラで測位した場合測位した位置データや移動機器の情報は、 動線分析システムや位置管理システムなど、 さまざまな上位システムで利用できる。 製品は株式会社シーイーシー(本社:東京都渋谷区、 代表取締役社長:田原 富士夫)の動線分析システム「RaFLOW(ラフロー)」に対応しており、 移動機器の無駄な作業動線や滞留ポイントなどからボトルネックを解析し、 工場や倉庫のレイアウト変更、 作業工程の改善などに役立てることが可能。
『picalico』で使用する可視光通信は、 LED灯の発光色を信号として送信するため、 電波の使用が制限される環境(電波の干渉・電波の遮蔽・情報セキュリティ上の制限がある場所など)や、 通信用ケーブルを設置できない状況においても導入が容易。
<『picalico』の基本システム構成と価格>
基本システム構成の内容:
picalico受信アプリ(1ライセンス)、 picalicoポジションアプリ(1ライセンス)、
LED灯:カシオ製PM01(12台)、 受信カメラ:Basler製acA1300-60gc(4台)
価格:
1,900,000円+税
・上記の基本システム構成は、 50m四方の位置検知エリアを三次元測位する場合。
・上記の基本システム構成の場合、 picalicoアプリケーションが動作する市販のPC2台が必要です。
・システム構成や価格は、 測位する屋内面積や屋内のレイアウトなどによって変わる。
<『picalico』の仕組み>
LED灯の発光色を変化させて、 信号を送信する独自の可視光通信を使用。 信号は、 3色(赤・緑・青)の発光色を10Hz※の周期で24回切り替える色変化のパターンで構成され、 そのパターンがひとつのID情報となる。 信号の受信は、 LED灯の発光を撮影するカメラで行い、 その映像データを「picalico受信アプリ」でID情報に変換。 あらかじめID情報に登録したフォークリフトなどの位置情報を「picalicoポジションアプリ」で算出。
なお、 信号として送信する色変化のパターンは1,062,882通りの組み合わせができるほか、 カメラ1台で最大100個の信号を同時に受信し、 それぞれの位置を測位することが可能。
※カメラのフレームレート設定が20fpsの場合。
picalicoの詳細: http://picalico.casio.com/ja/index.html
<「RaFLOW」の概要>
『picalico』と連携できる株式会社シーイーシーの3D動線分析システム。 位置データを使って、 製造・物流現場で作業する人や移動機器などの動きを、 3Dアニメーションで表現(リアルタイム表示や再現表示)が可能です。 これにより、 作業動線や機器の滞留ポイントなどを把握することができる。
RaFLOWの詳細: http://ralc.cec-ltd.co.jp/lineup/raflow.html
<仕様>
・picalico受信アプリ/ポジションアプリ
動作環境:対応OS/Windows10
CPU/Corei7 3.6GHz(カメラ4台接続の場合、 必要CPU性能はカメラ接続台数による)
・LED灯(カシオ製:PM01)
送信ID:固定
信号切替:USB端子からIDを指定(PC、 マイコン経由)
電源:USB給電もしくは単1形アルカリ乾電池×2個
電池寿命:48時間~1年(乾電池使用の場合、 使用モードにより変化)
大きさ:直径113×高さ158mm
質量:560g(乾電池使用の場合)
・受信カメラ(Basler製:acA1300-60gc)
動画解像度:HD(1280×720pixel)
フレームレート:1~60fps
電源:PoE(IEEE802.3af)もしくは12V DC
大きさ:縦29×横29×奥行き42mm
質量:90g
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