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bauma 2022(開催地:ミュンヘン)2022年10月に延期が決定

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2021年4月23日リリース

  • 新会期:2022年10月24日~30日
  • 出展者と訪問者のための安全な計画基盤
  • 今後の投資判断に今必要な意思決定

メッセ・ミュンヘンと業界関係者および諮問委員会が協議を重ねた結果、建設機械、建築材料機械、鉱山機械、建設車両、建設機器などの世界有数の見本市であるbauma(開催地:ミュンヘン)の(4月開催)が2022年秋に延期されることになった。新会期は2022年10月24日から30日。

業界最大の見本市であるbaumaは、出展者と主催者の準備期間が特に長いことを考慮すると、この決定は今でなければならなかった。半年後に延期されたことにより出展者と来場者が、安全で確実な計画を立てることができる。

当初、baumaは2022年04月04日から10日まで開催される予定だった。パンデミックにもかかわらず、業界の反応もブッキングレベルも非常に高かった。しかし、顧客側との協議を重ねるうちに、世界的なパンデミックを考慮すると、4月という日程には不確定要素が多すぎるという認識が強まってきた。

見本市の成功に欠かせない世界中の渡航が、1年後に再び大きく妨げられるかどうかを見極めるのは、現時点では難しいというのが一般的な意見だった。

特に、世界中の顧客の来場を期待し、それに応じてブース建設や物流、ホテルのキャパシティなどに多額の投資を行うグローバルな出展者は、万全の為の延期を主張した。加えて4月に開催されるということは、「業界全体を結集し、すべての市場のハブとなる」という見本市の決定的なメリットが損なわれると考えた。

メッセ・ミュンヘン会長兼CEOのクラウス・ディトリッヒ氏は、

「今回の決定により、出展者と来場者は、明確で確実な計画を立てることができるようになった」と強調した。

“baumaを延期するという決断は、もちろん我々とって簡単なことではない。しかし、出展者が展示会への参加を計画し、それに見合った投資を始める前に、今決断する必要があった。世界中で予防接種キャンペーンが展開されているが、パンデミックがほぼ収束し、世界各地への無制限の旅行が再び可能になる時期を予測することは難しい。そのため、出展者と来場者双方にとって、参加の計画や計算が難しくなっている。baumaのカバーする業界は多岐に渡り、また世界中から出展社や来場者が集まる他に類を見ない国際的な見本市であるため、このような状況下で開催されたとしても、国際的なビジネスプラットフォームとしての中心的な役割を果たすことができなかったであろう。実際、前回のbaumaでは、世界200カ国以上から参加者が集まった。今回の決定は、一貫して論理的なものである」。

 

ドイツ機械工業連盟(VDMA)の建設機械・プラントエンジニアリング協会のマネージングディレクターであるヨアヒム・シュミット氏は、今回の決定を支持し、メッセ・ミュンヘンが業界の要請に従ったことを歓迎している。

“今回の決定は厳しいものだが、すべての関係者に必要な計画の基礎を与えるものだ。業界は、2022年10月の万全なbauma開催のために、これから全力を尽くす。(covid19による危機)がなくても、企業はデジタル化、建設現場の自律化、持続可能性などの課題を克服し、遅れをとらないように変化に対応していく必要がある。そのためには、イノベーションのバロメーターとして、またネットワーキングのプラットフォームとしてのbaumaが必要だ。来年の10月、私たちは皆さんと、ミュンヘンで再会するのを楽しみにしている。”

 

baumaの延期に関するすべての質問への詳細な回答は、www.bauma.de で閲覧できる。すでに登録済みの出展者にも、このサイトで詳細情報を提供している。

 

今回の延期にかかわらず、bauma 2022の技術的、組織的な計画は継続している。bauma 2022の核となるのは、対面式のイベントであり、それをデジタルサービスで補強し、拡大していくことだ。”クラウス・ディトリッヒ氏は、「これにより、世界中のお客様がbaumaに(デジタル化で)参加することができる」とした。

2022年のbaumaでは、産業界との協議により、最も重要な業界トピックスがすでに定義されている。

デジタル化とサステナビリティというメガトレンドを反映して、bauma 2022では以下のトピックに焦点を当てる。

 

・ゼロエミッションへの道

・デジタルコンストラクションサイト

・明日の建設方法と材料

・自律型マシンへの道

・マイニング-(サステイナブル、効率の良い、信頼性の高い)

 

これらのテーマは、出展者のプレゼンテーションで中心的な役割を果たすだけでなく、VRエクスペリエンスなどの特別なエリアでも説明され、サポートプログラムの中心的なテーマにもなる。また、「bauma Innovation Award」のカテゴリーも変更された。今回初めて、「デジタル化」と「気候保護」のカテゴリーに応募することができる。

 ※詳しくは会員webサイトにて公開







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